思い返した

2006年10月25日 その他日常
今日は長い。

4年前、確かその頃にちょうど暇な時期ってのがあった。
俺にとって一番最悪な時期だったんじゃないかって思ってる。

その年の夏、友達にベイブレードに公式大会に誘われて、
ワールドホビーフェアに行ったのがすべての始まりだった。

その時に同じ会場でみんながDMやってて、
その友達もDMやってたからノリで俺も始めることになった。

暇だった俺は毎日DMをやってたし、
仲間内でも毎日のように誰かの家に集まってDMやってた。
自分で言うのもなんだけど、周りと比べると才能があった。

始めて2,3ヶ月経った頃には周りよりずっと強かった。

まあそのせいでその友達達とは離れることになったけどね。
(もともと遊びとかだけの仲だったし)

それで札幌ではじめて店舗大会があって、それに俺は出場して、
それから色んな大会に足を運んで、翌年2月に初優勝した。
その頃には強いやつらが集まるようになってて、
俺は一番年下だったから、かなり自分に自信があった。

思えばこの時優勝しなきゃ良かったんだと今でも思ってる。

今も軽くなきそう。

上の友達達とは学校で話すこと自体が無くなった。
自分とあいつらじゃレベルが違いすぎたし、
住む世界がまったく違うと思ってたし、
もっかいつきあうつもりもなかった。

カードは大会に行けば居る強いやつらと一緒にやって、
学校では普通のやつらと一緒に居れば良いと思った。

その後は、カードの大会の数も増えたし、俺は毎回行ってた。
その年の夏の公式大会では3位で、ますます自信が付いてた。
今思うとこんなことも無ければよかった。

もうこの年から中1のときは本当カードばっかりだった。
家では毎日カードやってたし、部屋はカードだらけで友達は呼べない。
週末は大会に行ってた。

でも、中1の春の大会では思うような成績は残せなかった。
その年の夏の大会でも悲惨な結果に終わった。
はっきり言って俺は自分のプレイングにかなり自信があったし、
実際に俺は周りと比べるとはるかに上手かったと思う。

だからこそ自分より弱い奴が入賞するのが許せなかった。

今思えば運ゲーなんだしカード毎日やったって替わらないし、
プレイングが上手くても先行後攻を覆すことはできないし、
意味ねーなーって感じだったね。

結局その許せなさから、中2でもまだカード続けてたけど、
この辺でやぱり自分の見た目とか生活スタイルが最悪だと思ったから、
夏の大会を機にもうカードとは離れて自分を磨くことを考えた。

今までの反動からだと思うけど、
俺はファッションにどんどんとのめり込んでいった。
自分をカッコよく見せる方法もいろいろ考えた。

今じゃファッションは一番の趣味だし、
ファッションは基本的に誰からも認められる趣味だと思うし、
会話のツールにもなる。

でも中2で目覚めるって結構遅い方だと思うし、
少なくてもカードなんかやってなければ、
小6ぐらいではたぶんファッションに興味持ってたと思う。

そうすれば、多くの恥をかかないですんだし、
勉強にも余裕を持てたと思ってる。
ぶっちゃけ今の俺の第一志望校はキツいです。
その高校は公立高校なんですけど、札幌で一番頭良いです。

それは、学校の成績の関係です。
札幌の公立入試は学校での成績+当日点で競うわけで、
その学校での成績は、1・2年のときのも含まれます。

カードをやっていたせいで俺は勉強全くしてなかったし、
俺的にテストの点数も恐ろしいほど悪くて、
今同じ点数取ったら自殺物ですよ(笑 国語65点とかorz

そのせいで1年生のときの成績は最悪です。

2年生で、カード辞めて、ある程度俺もお洒落になってから、
勉強の大切さを知って、勉強した。とにかく頑張った。
あの時がたぶん人生の中で一番頑張ったと思う。
学校の休み時間は友達と話さず勉強した。

おかげで、2年生のときの成績は、
もちろん1・2学期での成績が足を引っ張ってしまったけど、
それでもまだ許せるレベルまでは上がった。

はっきり言ってカードやってなくて、昔からちゃんと勉強してれば、
札幌市内の高校はどこでも余裕で受かります。
それこそ、東京にあるような名門高校目指したと思います。
中1から勉強してれば、行けたはずです。

勉強ってのはちょっとずつでも積み重ねが大切だからね。

服に関しても、もっと早くに知識を身につけてて、
カードにかけたお金をぜんぶ服に使っていれば、
きっと欲しい物がもうちょっと買えたんだと思う。

それから何に繋がるって言えば、色々。

だってさ、カードばっかりやってるやつより、
高学歴でお洒落なやつのほうが絶対魅力的じゃん。
俺はそんな高学歴でお洒落な魅力的な人になれるチャンスを失いかけた。
今だって、失った3年間を取り戻せるかは不安。

その場の楽しさだけにとらわれたせいでいろいろ無くした。

だから俺はカードが嫌いです。

カードにハマった昔の自分が嫌いです。

でも数年後、ファッションとか勉強に必死な自分を、
後悔することは絶対にないと思います。絶対に。

 さて、カードゲームで、一体何が身に付くでしょうか。
 
 ふふふ。言い出すと長いですよ・・・何せ、それで飯を食ってるんですからね。
 しかし、それはまた、いずれどこかで語らせて頂くとして、とりあえず最大のメリットを。
 
 それは、人間同士の話し合いで進む、コミュニケーション・ツールである、という事です。
 
 年齢、性別、経験、一切関係なく、他のほとんどのゲームを大きく圧して、圧倒的にコミュニケーションの密度と質が、違います。
 ゲームそのものだけでなく、トレードや、デッキ作成で交わされる会話にも、大きな密度があるでしょう。

(中略)
 
 日本人は、議論と交渉が不得手だと、よく言われてきました。
 カードゲームで育った日本の子供たちは、将来、手強いビジネスマンとして、世界中で活躍してくれそうに、僕は思うのです。


・・・

こーゆう人が居るから、俺みたいな人が増えるんだと思う。
はっきり言って元がよっぽど悪い人、
要は顔が最強にキモい人とか、性格自体が狂ってる人じゃない限り、
いつかはカードよりも大切なものが、たくさんあるってわかるはず。

書いてるだけで涙が溢れてくる。

カードはゴミなんだよ。

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